以前、スウェーデンのいろいろな地方の刺繍についてほんの少しだけ書きましたが、スウェーデンの刺繍はどれも独自の魅力があり、とても素敵です。
私はその中でも、特にスウェーデン南部の「スコーネ地方のウール刺繍」が好きで、先週からこの刺繍コースに通っています。
コースは、3時間のレッスンが全部で4回。
生徒数は5人で、そのうち2人は刺繍経験者、私を含めた残りの3人は全くの初心者です。そして、外国人は私だけ。
第1回目のレッスンは、「ヒマワリ」と「アリーのほうき」という初心者向けの2種類の刺繍キットから1つ選び、それを刺繍していきました。
私は「アリーのほうき」をの方を選びました。これからどんなのができるか楽しみです。
【ウール刺繍キットの中身】
- 刺繍針(1本)
- ウール生地(黒)
- ウールの刺繍糸(7色)
- 図案と簡単な説明書
このキットの他に必要な物は、ハサミと刺繍枠くらい(刺繍枠は、木製であまり大きくない方が使いやすいです)。
使用したウールの糸は、下の写真を見ればわかりますが、2本の糸をより合わせているタイプではなく、1本の糸です。
こうして、ウール刺繍キットを使いながら、レッスンが始まりました。
今回のレッスンでは、以下のところ習いました。
- 針に糸を通す方法
- 刺繍の刺し始めと、刺し終わりのやり方
- スコーネのウール刺繍の縫い方
初心者なのでなかなかうまくできませんでしたが、教わる事すべてが楽しくてしょうがありません。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、休憩時間になりました。
この日は先生がお茶菓子を用意してきてくれました。次回からは生徒が交代でお茶菓子を持参します。
ちょうどこの日は「セムラの日」だったので、セムラのケーキをいただきました。実はセムラは期間限定の食べ物なんですが、詳しくはまたの機会に。
セムラがとてもおいしくて、会話も盛り上がります。
そうそう、みんなで刺繍をしながら会話するので、刺繍だけでなく生活情報も得られるんですよ。
例えば、どこどこのクリスマスマーケットは良かったからおススメよとか、あそこでこんなイベントがあるらしいとか。行った事のない町のことを知れて、これまた楽しい。
休憩の後は少し刺繍をして、今回のレッスンは終了です。
あまりの楽しさに、みんなも「まだまだやりたいわ~」と言っていましたが、私も同感です。
そうそう、最後に先生がアドバイスしてくれたことがありました。
★ 先生がアドバイスしてくれたこと ★
- 「布の感触をよく感じて欲しい」ので、刺繍枠を使わない方をオススメしますが、使用したかったら使ってよい(格子柄の時は使用します)。
- 真っすぐ刺繍したつもりが、曲がって見えたり、キレイに見えなくても、刺繍が全部仕上がれば、思っていたよりも目立たない(ただし、あまりにも目立つようなら、やり直しした方がいい場合もある)。
さて次回はどのくらいできるかな?