スウェーデンはもうすっかり秋、紅葉が始まっています。

先日、子供達がアパートのお庭でいろんな種類のキノコを見つけたので、一緒に見て回っていたら、とてもかわいいキノコを発見しました。

何がかわいいかというと、きのこに「縫い目」が入ってるんです。もちろん本当の縫い目ではないのですが、手縫いの様な跡がチクチクとあって、とてもかわいいです。近くでよーく見てみると、全部のキノコに縫い目が入っているわけではなさそうです。

桜の木の切り株に3種類のキノコが生えてて、その中の1種類に縫い目あり
桜の木の切り株に3種類のキノコが生えてて、その中の1種類に縫い目あり

このキノコの種類を知りたいと思い、キノコの事が詳しく書かれているサイト「Svampguiden」で探してみましたが、それっぽいキノコは見当たらず。マルさん(夫)にも訊いてみたけどわからず、とても気になってます。日本にもこんな風に縫い目が入っているキノコはあるのかな?

スウェーデン語で検索してみたら1つだけ写真を見つけることができたけど、キノコの名前は記載されていませんでした。私が見たこのキノコは傘が平らなタイプだけど、写真のは平らではなかったので、これまた違う種類なのか?

Svampguidenのサイトによると、北欧には1万個以上のキノコの種類があるそうです。考えてみれば、北欧って森が多いし、雨もよく降るから、キノコが育ちやすい環境してるよな。うー、1万個の中からこの縫い目のあるキノコを探す気力はない。

ちなみに、1万個以上の種類があっても、おいしく食べられる食用のキノコは100個あまりだそうで、意外と少ないものです。

そういえば、スウェーデンでも松茸は取れますが、こっちでは人気がないです。こちらの人は、松茸の香りがあまり好きじゃないらしいと聞いたことがあります。果たして松茸は「おいしく食べられる食用のキノコ100」リストの中に、含まれているのだろうか。

スーパーマリオのゲームに出てくる、傘が赤くて白い水玉のキノコみたいのをスウェーデンで見つけた時には、嬉しくてついつい「うぉーー!」とおじさんのように太い声を出して喜んだけど、そういえばあれも毒キノコだよな。あんなにかわいいのに、何だかもったいない気分。

「薔薇に棘(とげ)あり」っていうことわざがあるように、見た目がかわいい縫い目のあるこのキノコも、実は毒キノコなのかもしれない。何も解決できなかったけど、スウェーデンのキノコのことが少し分かったので良しとしよう。

バラにトゲあり:美しい薔薇に棘があるように、美しいものには人を傷つける一面があるということ。(ことわざ辞典より)

 

 

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