1月のある土曜の朝。
ものすごい腰痛で目を覚ましました。
あまりの激痛に、「ぎっくり腰」かと思ったくらいです。
しばらく腰をかばいながら過ごしていましたが、午後になったら悪寒もしてきたので、ふとんに入って体を温めながら休むことにしました。
厚着をし、羽毛の掛け布団を2枚も使用していましたが、ずっと悪寒が続き、腰痛もおさまらなかったので、寝ることにしました。
この症状が悪化していき、インフルエンザにでもなったかなと思っていたのですが、実はインフルエンザではなく、「尿路感染症」でした。
似たような症状で、病気に気づかない人もいるかもしれないので、どんな症状が続いたかを書こうと思います。
【2日目】
腰痛も悪寒も続いたまま。
そのうち、背中や頭、関節がひどく痛み出してきて、体もものすごーくだるい。立っていても座っていても疲れるので、横になる。
こんなに体調が悪いのに、熱や咳、鼻水は全くなくて・・・一体何の病気なんだろうと不思議に思う。
体中がひどく痛むから「インフルエンザ」なのかなと思い、ネットで調べてみると、「熱の出ないインフルエンザ」というのがあることを知り、少し疑問を抱きながらも、私もこれになったんだろうなと思い込む。
【3日目】
マルさん(夫)が出張でチェコへ行く。
こちらでは、インフルエンザになっても病院へは行かないので、しばらく様子を見ることに。
その後も、頭痛や関節などの痛みは増していき、体調が悪すぎて横にならずにはいられない状態が続く。食欲はなかったけど、鎮痛剤を飲むために少し食べる。
鎮痛剤を飲まないと、子供の送迎もご飯の用意もできず、ただただ体調が悪いので、日中は鎮痛剤が欠かせません。
子供の送迎には朝夕合計で2時間くらいかかるので、送迎後は家に着くとすぐにベッドで横になる。
【5日目】
尿の色が、日に日に濃く(オレンジっぽく)なってきていることが気になり始める。
頑張って午前中に病院へ行くことにしたが、不運なことに、いつもお世話になってる病院はこの日はお休みで、別の病院へ行く。
病院で看護師さんに症状を話すも、「インフルエンザっぽいけど、インフルエンザだったら、こちらでは何の処置もできないので、家に帰ってただ休んでください」と言われる。
もし医者に診てもらいたければ、自分のいつも行っている病院へ行ってくれと言われるが、最後に、おしっこする時に痛むかと質問される。
しかし、その日までは、おしっこする時に特に痛みを感じたことがなかったので、痛くないですと答える。
【6日目】
おしっこ色が前日より濃く(ピンクっぽく)なり、よく見ると尿に血が混じっていたので、これはまずいと思い、いつもの病院へ行く。
病院で尿検査と血液検査をしてもらい、「尿路感染症」の疑いがあるといわれる。
先生に、「翌日にもう一度尿検査をするか、今すぐ処方箋を出すか、どっちがいい?」と訊かれ、すでに鎮痛剤を半箱近く飲んでいたのと、あの痛みにまた耐えるのは辛すぎるのと思い、処方箋の方をお願いする。
先生には、「薬は抗生物質ではなく、別の薬を出しときます」と言われたが、薬局で処方箋を受け取ったら(こちらは医者が処方箋を出すと、その情報が薬局へ流れて、薬局で身分証を見せて薬を買うことができる)、抗生物質の薬に変更されていた。
家に帰って、すぐに薬を飲む。
夜にマルさんが出張から帰ってきて、ちょっとほっとする。
【7~8日目】
薬を飲んだものの、あまり効果は感じず。
まだ悪寒とひどい頭痛があり、おしっこの色もさほど変化してない。
【9日目】
悪寒はなくなり、頭痛もだんだんしなくなる。
【10日目】
薬を全部飲み終える。
体調はよくなったが完治とまではいかず、まだ腰とお腹が痛んだりするが、とりあえず普通に生活できるレベルまで回復。
という感じでした。
インフルエンザかと思っていたので、尿路感染症は全くの予想外。
尿路感染症だから腹痛や腰の上辺りが痛むのはわかるけど、あのひどい頭痛もそっちからきてたんだなと驚きました。
ちょうど冬ということもあり、インフルエンザと勘違いすることもあるかもしれませんが、もしインフルエンザっぽい症状で、熱がなく、私と同じような症状の方がいたら、尿路感染症を疑ってみてもいいかもしれません。